4月5日(日)関根秀樹 『焚き火と武術の集い』 |
2015-03-20 Fri 01:25
焚き火と武術の集いについて
皆様こんにちは。北川です。 今回も、焚き火を囲み料理をしたり稽古をしたり、あるいは何もしないイベントを企画しました。 前回に参加した人からは 「楽し過ぎて、翌日からの生活が辛い」 という感想が複数寄せられました。 未経験の方は、騙されたと思ってお越しください! そして前回参加され、寒くて焚き火の前から動けなかった皆様、今回こそは稽古しましょう! 北川 焚き火と武術の集い 2015.4.5 柳田国男の名著『火の昔』が刊行された昭和19年前後は、『火の科学』『火と人生』『家庭燃料の科学』など火に関する多くの本が出版された時代でもありました。戦争もいよいよ行き詰まり、燃料も食料も不足した時代。 薪や炭の効率的な使い方の知恵は極限まで磨かれ、燃焼効率の高いかまどや七輪の研究も進んでいました。 時代を反映して、焼夷弾の種類や構造、焼夷弾火災の消し方などという記事もありました。 平成末期の現代、小学校の理科ではアルコールランプが「危険だから」という理由で消え、マッチを擦って火を点けたことのない大学生、モロトフカクテルを知らない大学生も増えています。 火口(ほくち)も焚きつけも知らず、太い薪にライターの火を当て、「火が着かないんですけど」。 バーベキューではいつまでたっても炭火をおこせず、火吹竹の作り方も団扇でのあおぎ方も知らず、起きた火に焚き木をくべて大きくすることも知らない学生たち。 ヒト=人間は、火を使う動物です。火も刃物も満足に使えない人間は、もはや退化した「類猿人」。訓練されたチンパンジーならライターで火を点けるくらいの芸当はやってのけます。 ガスや電気の時代でも、基本的な火の扱いは身につけておくべきもの。必ずやってくる大災害でインフラが麻痺した場合にそなえる意味でも、安全な焚き火の技術は必要です。 失われた知恵、失われつつある技術は武術にも焚き火にも存在します。古文献や古老に学んだ知恵と、実験と分析で身につけた火の技術の一端を学び、失われゆくひとつの文化「焚き火」の未来を考えてみませんか? 今回は中国四川省からの留学生が、竹筒を使って炊く四川風ご飯を。関根が雲南省や東南アジアの少数民族の竹筒ご飯の炊き方を指導します。ほかに焼きたいもの、食べたいものがあったら各自持ってきてください。 関根秀樹 ※木工竹細工にも使いやすいフォールディング(折り畳み式)ナイフと、頑丈なフィクストブレード(折り畳みでない)のナイフをいくつか入手し、日本刀のような切れ味と刃持ちを両立させるハマグリ刃に研ぎ上げました。 当日販売と、追加注文も可能です。 アフガニスタンの女性が護身に使った100年ほど昔の貴重な沙張(青銅に近い合金)製かんざし(寸鉄や蛾眉子のような使い方)も入手しました。 これも興味ある方に販売します。 関根秀樹 『焚き火と武術の集い』 【募集要項】 日時: 2015年4月5日(日) 雨天決行 11時~17時くらいまでを予定 会費:大人 8000円 家族参加応相談 未就学児 無料 小学生 2000円 中学生 3000円 高校生 4000円 募集:30名前後 会場: 小田急線鶴川駅付近 (お申し込み、お問い合せ時にお知らせ致します) 食事: 各自「芋」「肉」「野菜」など焼きたいものをご持参下さい。 アルコールの持ち込み可 申込みフォームへ 【リンク先の申込みページに移動できない(表示されない)場合】 お名前・住所・人数・電話番号をご記入の上、 下記メールアドレスまでお申し込みをお願い致します。 宛先 tc.academy.2011@gmail.com ●当日の服装について 薄手のダブダブ起毛素材は着衣火災の危険性があるので不可。 薄手のポリエステル、ナイロン100%の服、フリースなども火の粉で 穴が開いたり火傷をする場合があります。 上着は綿や毛が50%以上の厚手素材が安全です。 多少汚れたり煙の臭いがついてもいい服装でお越しください。 ・その他 会への差し入れ、参加される方々への飲み物、食べ物大歓迎です。 講師プロフィール 関根秀樹:和光大学や多摩美術大学、桑沢デザイン研究所などの非常勤講師も務めるフリーの研究者&ライター。 主な著書に『新版 民族楽器をつくる』『竹でつくる楽器』(創和出版)、『縄文人になる』(山と渓谷社 ヤマケイ文庫)『焚き火大全』(創森社、編著)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス)などがある。教育出版の中学校音楽教科書にも執筆。 ※NHK教育『スコラ坂本龍一 音楽の学校』にも出演 |
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